オランダではフルタイムになりたいと望むパートタイマーは25%。金融危機前の10%よりは増加しているもの、他のEU諸国より低い数値。いまの働き方に満足している人が多いといえるかもしれません。

チルバーグ大学の労働経済学者ロナルド・デッカー氏は、法律はすでに各社で行われていることを明文化したものに過ぎないと指摘しますが、一方でパートタイムのAV求人の増加は、ハイレベルの仕事をする「一流」パートタイムワーカーの供給を増やすだろうと期待を示しています。

日本を含む他国では、パートタイムの仕事は「二流」と思われがちですが、オランダの場合はそうではないようです。

一方で課題もあります。オランダは女性の労働率こそ高いものの、経営に関与する女性はまだ少数派。統計調査会社CBSは、パートタイマーの多さが影響していると指摘します。政府は2016年までに経営幹部の女性比率を30%まで伸ばすことを目指していますが、現在は6%に過ぎず、見通しは厳しいようです。