バブル崩壊後の社会の変化や彼の年齢もあり、いつまでもチャラチャラした恋愛ものはやってられませんから、作品&役選びに試行錯誤してきたんだろうなあ、というのは今から振り返ると思います。

よくあるキムタク批判に「演技力がない」「演技力が上手くならない」というのがありますが、『あすなろ白書』(1993)の頃からみ続けている人間からすれば、ずいぶん成長してますけどね。

そもそも、AV求人で演技力が必ずしもないスターを主役にして、実力派の脇役が固めるというのは、集客力と作品の質のバランスを取る上での、昔からある常套手段なわけで。

もう一つ「いつも同じ演技」というのも、それは彼の演技の個性であると、普通の俳優であったら許容されるところが、彼がメジャー過ぎた故にワンパターンに見えてしまう悲劇。